- 2023年9月13日
私は茶帯の現在に至るまで常設道場に所属した経験がなく、練習は多くて週3回程度だったため、練習以外の時間にはいろいろな方法で技術の研究をしてきました。練習時間の確保が難しい方のお役に立てればと思い、私がやっている方法を紹介したいと思います。
①テクニック動画を見る
見ている方は多いと思いますが、youtubeや各動画共有サイト、有料の動画やDVDなどの媒体には様々なテクニックが紹介されています。柔術は身体的特徴によって技の向き不向きがあるので、自分と体の特徴が近い人(体型、手足の長さ、フィジカルの強さ、柔軟性など)のテクニックを見ると良いと思います。
動画を見ながら試すのも良いと思いますが、私の場合はインプットするのに時間がかかるタイプなので、動画で見たテクニックを絵を描いてノートにまとめることが多いです。手足の形や相手との位置関係をきちんと理解していないと絵を描けないので、理解できているかどうかが明らかになると思います。
②自分のスパーリング動画を見る
最近は自分のスパーリングの動画を見るのが習慣になりました。特にやられているシーンや失敗したシーンは何回も再生して、「うわー!自分はなんて下手クソなんだ!そこはそうじゃないだろ!!」と自分にツッコミを入れながら見ています。そして次に同じ場面になった時のことを想定しておくと、上達が早まるのではないでしょうか。
私の身の回りにいる強い方は共通して、常に動きを修正し続けていると思います。一度通用したからと思い、次も同じことをやると見事に対応されてしまうことがあり、また別の手を考えなくては…と。こちらもレベルアップにつながるので非常にありがたいです。
③自分の体に触れながら体の構造を確認する
練習の時間に相手と対峙している時は、限られた時間なので互いの体に技をかけ合うことに充てると思いますが、家で一人の時間に自分の体に触れながら体のつくりについてじっくり考えてみるのは、わりといい技術研究になると思います。
例えば、自分の両手を胸の前でクラッチしていると首の筋肉に力が入りますが、両手を広げるように胸を開くと首の筋肉に力が入らず、ものすごく絞まりやすい状態になります。また、キムラロックやギロチンの時の手のクラッチを作って、体のどの位置だと力が入りやすいか試す、などなど。
傍から見れば変態チックな動きだと思いますが、家の中ならば人目を気にせず思う存分できます(笑)。
使えそうなものがあればやってみてください。